3月10日に思うこと(東京大空襲)

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毎年、年末になると、江山楼の王さんから日めくりのカレンダーとお手紙が届きます。

王さんは商業界長崎同友会でいつもお世話になっています。

王さんからいただいたお手紙に、故 永六輔さんのラジオ番組がCDになっており、その中で、3月10日の東京大空襲についての番組が収録してあり、その内容について書かれたものでした。

その内容に大変心を打たれたので、私もこのCDを聴いてみようと思い購入してみました。

2012年3月10日に収録された「3月10日東京大空襲」というトラック、を早速聴いてみました。

そのときはすでに、永さんは車いすでのスタジオ入りされていたそうです。

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東日本震災が3月11日なので、あしたになりますが、ある東北の町(わたりとおっしゃってました)で慰霊祭があるので、来ませんか?と言われ、「体が弱っているのに、行きます!と即答したんです、私」で、その理由を考えてみたんですね。すると、私の小学校5年生の記憶がよみがえってきたんです。

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永さんが5年生のころ、昭和20年。

ちょうど疎開していたそうなのです。

3月10日というと東京都内の小学校の卒業式だったのです。

疎開先から、6年生は全員、汽車に乗って、東京に卒業式に出席するために帰っていったのです。

その6年生を永さんは、見送ったことを鮮明に覚えておられたのです。

卒業式で見送った6年生がみんな東京大空襲によって、帰らぬ人になったことをリスナーに伝えたいのですが、途中で永さんはもう言葉にならずに嗚咽してしまうわけなのです。

その時、聞き手の女性の方がちゃんと永さんを、慰めながら見事にフォローする様が、収録されていたのです。

最後に、永さんは「ボクはこんな、大事なことを3月11日の東日本大震災の慰霊祭を迎えるまで、いままでずっと忘れていた、それがとても悔しい、本当に悔しい」というのです。

まさに渾身の語りでした。

このCDは戦争を知らない世代にもできるだけ多くの人に聴いていただけたらと思っています。

他にも、戦争時代を体験した大橋巨泉さん、「火垂るの墓」を書いた野坂昭如さん、ブルースの女王をいわれた淡谷のり子さんも、永さんと対談なさっています。

こう書くと、悲しい話ばかりかと思いますが、それを見事に永さんらしい、親しみのある語り口で軽やかに伝えているところは、さすがです。

こんな良いCDを教えていただいた、王さんには、感謝申し上げます。

あなたも、機会があればぜひ聴いてみてください。

ちなみに、私はアマゾンで入手しました。

 

 

以下、CDの情報です。

TBSブロネックス 定価3700円

土曜ワイドラジオTOKYO

永六輔その新世界 特選ベスト

戦争を語り継ぐ大人たち編

 

 

 

 

文責

医療法人良陽会 鶴田歯科医院

鶴田博文

 

 

 

 

 

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