サイナスリフトマスターコース~「Crestal Approachを極める」~


4月14日、15日は福岡市でサイナスリフトマスターコースが開催されましたので、出席しました。

主な内容は「Crestal Approachを極める」という、これまでにないものです。

昨年11月ころから狙っていた超人気セミナーです。

インプラント治療のレベルが中級から上級という但し書きがしてあるので、誰でもそう気軽には受講できないものだとは分かっておりましたが、どうしても、クレスタルアプローチを極めたいという思いがあり、セミナー告知後すぐに予約をいれました。

ですから、この日をたのしみに、ずっと待っておりました。

サイナスリフトとは上顎洞拳上術というインプラント治療方法の一つです。

上顎の骨が薄い場合にそこにインプラントを埋入できないので、上顎洞という副鼻腔の空間の一部を拳上させるという特殊な手術方法です。

もちろん、簡単ではありません。アドバンスなものです。

いろいろな術式があります。

ラテラルアプローチとクレスタルアプローチが主な方法ですが、それぞれ一長一短があります。

インプラント体の進歩、CGF,AFGの開発とそれに伴う臨床応用、それに加え骨補てん材の進化により、以前より応用範囲は広がっているのです。

私は7年前からサイナスリフトを行っておりますが、もっと研鑽をつみたいと思っていました。

いろいろと学会や勉強会などに出席して、サイナスリフトを極めたいと思っていても、私には合わないものばかり。

なぜなら、私は低侵襲に、サイナスリフトを行うことを信条にしているからです。

どんな高度な治療でも、手術をうける患者様に苦痛を与えることはイヤなのです。

自分の歯が何らかの原因で喪失した経験がある場合、インプラントを入れてなんでもおいしく食べられるようになりたい、と願う人はたくさんいます。

かかりつけの歯科医に、抜いた歯の部分の骨が薄く、上顎洞(副鼻腔)に近いのでインプラントができない、と言われてあきらめている人もいるかもしれません。

そんなときに、サイナスリフト(上顎洞拳上術)によってインプラントができるようになる場合も多くなってきました。

しかし、サイナスリフトによってインプラントができても、術後に顔が腫れてしまってはたまらない、と私は思います。

そうなんです。

一般にサイナスリフトという術式は外科的な侵襲が大きいことが特徴なのです。

それは主にラテラルアプローチというものなのです。

でも今回のコースはクレスタルアプローチというもので、侵襲はラテラルに比較するとずいぶん少ないのです。

ラテラルアプローチでやった場合、たしかにインプラント治療は成功するかもしれないけれど、手術を何回も行い、そのたびに腫れ痛みを繰り返し、長期間かかってようやく歯が入る、それは仕方がないけれど、入れ歯から回避できるわけだから・・・・とお考えの人もいるかもしれません。

でも、自分だったら、その侵襲に耐えうるかどうか疑問だったのです。

もっと侵襲が少なく、そして、安全に、確実にできる方法はないものだろうか?

そんな悩みを抱えているときに、洪先生との出会いがあるのです。

このコースのメイン講師の洪 性文先生は数年前、早春塾というインプラントのスタディグループで知り合った先生です。

サイナスリフトにおいては、日本でもトップレベルの腕前ではないかと私は思っております。

早春塾の講師であり、私の大尊敬する林揚春先生も、コースの中で、「ねえ、洪先生だったら、どうする?」とよく質問をされておりました。

あの林先生から意見を求められるほどの洪先生。

ケースはこれまで何度か見せていただいていましたが、素晴らしい術式で、度胆を抜かれるというのはまさにこのことだと思いました。

さらに、侵襲も信じられないほど小さく、手術後の腫れ痛みもすくないものでした。

さらに安全で、短期間に治療が完了し、長期的に咬合に耐えうるような症例ばかりでした。

あの時から私はすっかり洪先生のファンになりました。

その洪先生が全国を回ってサイナスリフトのコースを始めたのが一昨年くらいからだったと思います。

今回の福岡開催で7期だったのですが、ようやく念願のコースを受講することができて本当によかったです。

これまで、私は自分で多くの文献、論文、成書を読み、また、学会やセミナーで学んだことをそれぞれの症例に応用させて手術を成功させてきました。

それらが、今回のコースを通じて上顎洞の解剖学特徴、生理機能から診断基準が洪先生の講義でよりクリアーになりました。

講義、実習と久しぶりにやり切った2日間でした。

御指導いただいた洪先生、

主催していただいたオステムジャパンの皆様、

本当にありがとうございました!

お隣が洪先生!

 

 

立派なコースの修了証もいただきました!

 

文責

医療法人良陽会 鶴田歯科医院

鶴田博文

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